情報セキュリティ アドミニストレータ(セキュアド)過去出題問題
 平成13年 午後1 問2
 解説

最終更新日 2006/05/02
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     情報セキュリティ アドミニストレータ過去問 平成13年 午後1 問2 解説

設問1 

本文中の【 a 】〜【 c 】に入れる適切な字句を、それぞれ10字
以内で答えよ。また、【 d 】、【 e 】に入れる適切な数値を答えよ。

【 a 】

>A上記の@以外の部門については、機器の使用状況や設置場所など【 a 】 調査を実施

@以外、つまり、ノートパソコンを使用している部門以外です。
使用状況や設置場所についての調査ですから、それらしい言葉なら何でもいいと思います。
”アンケート”調査がスムーズですね。

【 b 】

>B情報システムについては、システム化要求仕様書の【 b 】を行う

”要求仕様書”という言葉はここに出てたのが最初で最後で、何の説明もされていません。
情報システムにこういう仕様書が存在するのでしょう。
この段階では、”調査”であり、”リスク分析”の前段階です。
ですから、仕様書内容のレビューがいいのではないでしょうか。
それでは、言葉の繋がりが悪いので、”ドキュメントレビュー”にしましょう。

【 c 】

【 c 】については、2箇所で登場しています。
>・システムの要件を取りまとめた担当者に【 c 】を実施
>・情報化のレベルが不明なので、各工場の情報システム担当者に対して【 c 】を行う


分からなかったら担当者に、”聞き”ます。”ヒアリング”でいいでしょう。

【 d 】

損失額を計算します。

受注前情報の漏えいによる損失額;
1,000万円/回 × 3回/年 = 3,000万円/年
商品企画情報の漏えいによる損失額;
1回あたりの損失額=10,000万円×0.2=2,000万円
2,000万円/回 × 2回/年 = 4,000万円/年

全体の損失額は、
3,000万円+4,000万円 = 7,000万円

【 e 】

費用を計算します。

販売実績情報の漏えいによる費用;
5万円/店舗・回 × 10店舗・回/年 = 50万円/年
受注前情報の改ざんによる費用;
20万円/回 × 1回/年 = 20万円/年
受注前情報の破壊による費用;
10万円/回 × 1回/年 = 10万円/年

全体の費用は
50万円+20万円+10万円=80万円

(Tomの回答例)
aアンケート(5)
bドキュメントレビュー(10)
cヒアリング(5)
d7000万円
e80万円

設問2

ノートパソコンを使用している部門の調査方法について、チェックリストによ
る調査を選択したのはなぜか。その理由を二つ挙げ、それぞれ20字以内で述べ
よ。

何を問われているかにチェック!
ノートパソコンを使用している部門でチェックリストを使う理由を問われています。

他の部門では、アンケートとか、ヒアリングで調査はOKとしているのに、
ノートパソコンを使用している部門だけ、チェックリストを使用しているのはなぜでしょうか?

いくつか挙げてみましょう。
ノートPCは外部に持ち出し可能です。
1)個人のパスワード管理が甘ければ、比較的簡単に不正アクセスされます。
2)重要な情報がノートパソコンにダウンロードされて保存されていれば、
  どれだけ、サーバでのアクセス管理がきちんとされていても、情報漏えいしてしまいます。
このように、脆弱性分析が非常に重要であり、チェック漏れによる影響が大きいことが分かります。

次にノートPCは、たくさんのチェック項目があるという点です。
パスワード管理、データ管理、持ち出し管理、ユーザ管理、ウイルス管理、・・・
これだけのチェック項目を簡単なアンケートや、ヒヤリングで済ませようとすると、
絶対チェック漏れが発生しますよね?

(Tomの回答例)
・チェック項目が多く、漏れ発生の可能性が大(20)
・チェック漏れによる損害が大きいため。(17)

設問3 

〔リスク分析の結果報告〕に関する次の問いに答えよ。

(1)定量化の前提が室長の指示と異なる事項を30字以内で述べよ。

L君の報告に対して、室長は"定量化の前提が指示した内容と異なる"と指摘しています。
どこが異なっているでしょう?

では、室長は、どういう前提を指示したでしょうか。
>3年後の店舗数を前提に影響度を定量化し、報告するように加えて指示した。
と書かれてます。

店舗数は?
現在は10店舗で、3年後には30店舗です。

今回の計算の前提は表を見ると10店舗分しか計算してませんね。

(Tomの回答例)
現状の10店舗ベースでの分析であり3年後が加味されていない点(30)

(2)表中に列挙された受注前情報の損失額や費用には見落としがある。その見落
としを二つ挙げ、それぞれ40字以内で述べよ。

受注前情報の損失額や、費用の見落としについて聞かれてます。
では、表の中では何について列挙されているでしょうか?

損失額;
受注前情報漏えいによる損失
費用
受注前情報改ざん、破壊による復旧費用

損失額、費用の定義は、表の下より、
損失額・・・本来穫得できるはずであったが獲得できなかった売上金額
費用 ・・・被害を受ける前の状態に戻すために発生する金額
です。

表には、脅威の発生する手段が書かれています。
それについて、考えてみればいいでしょう。

・ノートパソコンの紛失、盗難により、漏えいした場合;
 新規PCの調達費用、環境設定するための工数が発生します。

RASから営業支援システムヘの侵入
 復旧作業費は書かれています。
 ですので、セキュリティポリシの見直し、管理者訓練、利用者教育の費用が発生します。

(Tomの回答例)
・紛失したり盗難にあったノートパソコンの新規PCの調達費用、環境設定するための工数(40)
RASからの侵入に対するセキュリティポリシの見直し、管理者訓練、利用者教育の費用(40)

設問4 

室長は、営業支援システムの導入計画を聞いたころから、業務システムに新た
なリスクが発生するのではないかと考えていた。それは何か、35字以内で述べ
よ。

何を問われているかにチェック!
営業支援システム導入による、新規リスクとは何か?を聞かれています。

営業支援システムの要件って何だったでしょうか?
>@ 過去及び受注前の見積情報や提案情報をデータベースに登録し、検索を行う。
>A 売上データを業務システムから受け取り、データベースを構築する。
>B 本社にリモートアクセスサーバ(以下、RASという)を設置し、社外から各
   データベースヘのアクセスを可能にする。RASへのアクセスは、IDとパスワー
   ドによる認証によって制御する。 


図を見ると、RASを設置し社外からのアクセスを可能としています。
これがいろいろリスクになりそうですね。

(Tomの回答例)
公衆電話網経由の営業支援システムを踏み台にした業務システムに対する脅威。(35)

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