情報処理能力活用能力検定(J検) 2級 過去出題問題
  平成13年 問題5

最終更新日 2006/02/28
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Tomのネットワーク勉強ノート
 過去問(午後)
   情報処理能力活用能力検定(J検)
     第15回 情報処理能力活用能力検定(J検)2級 問題5(コンピュータシステム暗号問題) 回答付き

問題5 次の電子商取引に関する設問に答えよ。

<設問1> 次の説明文の【 】に入れるべき適切な字句または数値を
(1)〜(9)の解答群から選べ。

電子商取引とは、パソコンなどの端末から、通信回線を経由して行われる
商取引を指す。最近では、インターネットを使ったオンラインショッピング
としてさかんになっている。インターネットで電子商取引を実現するために
は、セキュリティや決済機能が欠かせない。
セキュリティ対策の主な方法に暗号化と認証がある。

暗号化技術には、秘密鍵暗号方式と公開鍵暗号方式の2つがある。前者の
方式は、後者の方式に比べ、暗号化・復号化の処理時間は【(1)】、鍵の
配布方法・管理は【(2)】であるという特徴があり、例えば、当事者同士
が1個の鍵を利用し、当事者同士以外に電文内容を秘密にして、10人の間で
通信をするとしたら【(3)】個の鍵が必要になる。秘密鍵暗号方式の代表
的なものとして【(4)】があり、公開鍵暗号方式の代表的なものとして
【(5)】がある。
公開鍵暗号方式では、2種類の鍵の使い方を取り扱えることで、aディジ
タル署名
を行うことができる。この仕組みは、次のとおりである。(図参照)

<仕組み>
1.送信者は、電文からあるプログラムを利用して、ダイジェスト(要約文)
を作り出す。
2.このダイジェストを【(6)】を使って暗号化した暗号文を電文に添付
する。
3.受信者は、【(7)】を使って2.の暗号文を文字列に復号化する。
4.受信者は、送信された電文から1.と同一のプログラムを利用してダイ
ジェストを作り出す。
5.3.の文字列と4.のダイジェストが一致すれば送信者は本人であること
が証明される。


図 仕組み

また、送信者の正当性確認のために電子認証がある。認証とは、個人・法人の
存在、信頼性、正当性などを保証することであり、通常【(8)】が発行する公
開鍵証明書により認証が確保され、【(9)】を防ぐことができる。

(1)、(2)、(4)、(5)の解答群
ア.長く イ.変わらず り.単純 エ.短く オ.複雑
カ.DES キ.DNS ク.RAID ケ.RSA 

(3)の解答群
ア.10 イ.20 ウ.45 エ.55 オ.100

(6)、(7)の解答群 

ア.受信者の公開鍵 イ.受信者の秘密鍵
ウ.送信者の公開鍵 エ.送信者の秘密鍵

(8)、(9)の解答群
ア.改ざん イ.国 ウ.盗聴 エ.なりすまし
オ.CA カ.ISP

<設問2> 下線部aを利用することにより、どのような機能が実現できるか。
次の記述で適切な組合せを(10)の解答群から選ベ。

@第三者による電文の改ざんを防ぐことができる。
A第三者による電文の改ざんは防げないが、改ざんがあった場合、内容を
元に戻せる。
B受信者による電文の改ざんを検出できる。
C送信者による送信事実の否認を防ぐことができる。
D受信者による受信事実の否認を防ぐことができる。

(10)の解答群
ア.@とBとD イ.@とD ウ.AとBエ.AとC  オ.BとC カ.BとCとD

 

 

回答

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